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野菜と果物の腐敗回避案の脱線

彼らの肉体は成長が止まったあとに老いるということがない。

(※読むと暗い気分になるような気がします)

しかしある年齢のある時期に達すると死の歯車が回り始める。

死に方はそれぞれで、殺し合いであったり、自殺や巧妙な他殺などの場合もある。

とはいえ、ある日突然に狂人となってすぐ死ぬというわけではなく、

徐々にそれまでの感覚を失っていき、最後にバランスを失うのが特徴だった。

また、死に方については本人の性格によりあらかじめ型が決まっているらしく、

その死に方以外では死ぬことができないといわれており、俗に死に型などといわれていた。



とにかくそんな生き物の社会であるから、

その年齢に近づいたものは各々のコミュニティからこっそりと抜け出し、

死の村と呼ばれる廃村で暮らすというのが暗黙のルールになっていた。



しかし、あるところにその時期を迎えてから

ずいぶんと経っているにもかかわらず生き続けている者がいた。


それは死にたい型をもった女と、殺されたい型を持った男だった。

二人は人里はなれた山奥に住んでいたため、

本来なら知らされているはずの死の村の存在を知らなかった。


なぜ二人は生き続けているのかというと、それは死に型のおかげだった。

男が私を殺せというと、女は「そんなことできるはずがない」というし、

女が死のうとすると、男は「死ぬなら私を殺してから死ね」といって止めに入るのだ。

二人の死へのトリガーは既に引かれていたが、それまで続いていた感情がそれを邪魔していた。


そんな日が何日か続いたが、

ある日とうとう男の方が折れた。

町へ出て自分を殺してくれる人間を探そうと決心をしたのだった。

男は家を出た。



ちょうどその時、空から女が降ってきた。



男は二階から飛び降りてきた女につぶされるような形で石に頭を打って死んだ。

その後、女が死んだのはいうまでもない。






なんか台詞も行動も男の方がダメだな。
最初は性別逆だったのですが、途中で腕力の問題が発生したのでこうなりました。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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